小児科の卒業タイミングと内科への移行
医療機関について、いつまで子どもが小児科を受診できるのかわからない人は多いです。実は小児科は何歳までという制限はなく、成人しても小児科の受診は可能とされています。
しかし、ある程度の年齢になると、小児科での受診を恥ずかしがる子どもが多くなってくるのが実情です。そのため、一般的には12歳から15歳程度で、内科に移行させる人も珍しくありません。
それでは、子どもを小児科から卒業させるタイミングは、いつ頃がいいのでしょうか。例えば、子どもが12歳から15歳の間で、小児科での受診を嫌がり始めた頃や、引っ越しなどで今まで通っていた小児科が受診できなくなったときがいいようです。
特に子どもが小児科を嫌がり始めた場合は、しっかりと症状を伝えないなどのことから、適切な治療が受けられなくなる可能性があります。そこで、小児科での受診を無理強いせず、内科への移行を考える必要が出てくるでしょう。
内科への移行で注意が必要な点が、移行のための準備をきちんと行うことです。そのまま内科に移行すればいいというわけではなく、これまでに受診していた小児科から、紹介状を書いてもらうといいでしょう。
そうすることで、スムーズに内科へと移行できます。また、子どものこれまでの既往症やアレルギーのことも、事前に移行先の医療機関に伝えられて安心です。お薬手帳なども持参して、医療機関だけでなく薬局にも情報提供を行うことが、大切だとされています。
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